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2004.11.10

9.11のこと

 先日のジュンク堂のトークセッション「詩が黙するとき・・・」以来、9.11についてまた考えている。ならじゅんさんの「9.11,そのとき私は」に寄せられた記事を読んだのでちょっと書いてみようと思う。

 あの日、自分がどんな一日を過ごしていたかまるで覚えていない。きっとなんてことのない一日を過ごして夜を迎えたのだろう。NYの秋空があんな風に引き裂かれるその映像を目撃するまでは。
 あの日以来、誰も引き裂かれた世界の空をうまく縫い合わせることが出来ないでいるのではないか。 僕自身「アメリカの戦争を止めよう」と声をあげて街を歩いた日々もあった。けれどアフガンの空爆、イラク戦争と事態が悪化するにつれ、反戦のシュプレヒコールもどこか負けているような気がして、いつか足が遠のいてしまった。
 あれから3年のあいだ、火に火を注ぐような闘いが日々止むことはない。あの日9.11にNYで奪われた命を、今まさにファルージャを包囲し新たに命を奪うことで取り返すことが出来る筈もない。ただ暴力の連鎖がどこまでも続くだけだろう。戦争はスポーツ観戦じゃない。どっちが勝とうと負けようと人が死ぬ。事は重大だ。それなのに作戦名を公表し気勢を上げる自国あるいは同盟の軍を生唾を呑んで観戦しているような方々の気持ちが残念ながら僕にはワカラナイ。
 そして戦争は続く。でもシカシ、僕はまた安全な場所で生き続ける。実は見えない銃を突きつけられているというような感じはするけれど、何故か明日少なくとも爆弾が落っこちてきて死ぬとは思っていない。だからなんというか、せめて生き残っている間は書こうと思う。僕に出来ることのひとつは詩を書くことで、その小さな行為が引き裂かれた空を縫い合わせる言葉の連鎖のせめてひとつくらいにでもになればいいと思う。
まとまりないけど、今言えるのはそんなところ。とにかく戦争が終わって欲しいな。

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Comments

ならぢゅんです。
トラックバック有難うございました。
ファルージャでの戦いを思うと
胸苦しくなってきます。
昨日の夜のニュースを見てから
ずっとそんな時間が続いています。
この苦しさに抗して書きつづけること。
私に何ができるかを考えると絶望的になりますが
せめてそれだけは、と私も思います。

Posted by: ならぢゅん | 2004.11.10 at 20:40

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